決して主役ではないけど、常に何かしら出演している俳優さんって多いですよね。
あれ?またいる。
あれ?また・・・。
前回の記事では板谷由夏さんを考察してみましたが、今回は、下積みが長く様々なアルバイト経歴をもち、シリーズ化されている名刺のCMに出演し、とあるランキングですごい順位に位置付けているバイプレイヤー、野間口徹さんについて調べてみたいと思います。
少しだけお付き合いください。
野間口徹さんってどんな人
まずはいつもながら簡単にプロフィールをまとめてみました。
プロフィール
- 氏名
野間口徹(のまぐちとおる)※本名同じ - 生年月日
1973年10月11日(2024年9月現在、50歳) - 出身地
福岡県北九州市八幡西区 - 学歴
北九州市立永犬丸中学校
福岡県立北筑高等学校
信州大学農学部 - 所属事務所
ダックスープ - 特技
水泳、料理 - 結婚
既婚、三児の父 - キャリア
1994年(20-21歳) 信州大学在学中に演劇活動開始
1999年(25-26歳) コントユニット「親族代表」結成
2007年(34歳) 「SP 警視庁警備部警護課第四係レギュラー」出演
これ以前にもドラマ出演はありましたが、このドラマ以降、仕事の件数が急に増え、数え上げたらキリがないほどの本数のドラマ・映画に出演しています。
そこで、私が覚えているものを下記に挙げてみました。
2004年 TBS 日曜劇場「逃亡者RUNAWAY」(江口洋介)』
2011年 フジテレビ スクール(江口洋介)
2012年 フジテレビ リーガルハイ(堺雅人)
2012年 テレ朝 みをつくし料理帖(北川景子)
2013年 NHK あまちゃん(能年玲奈)
2014年 テレ朝 仮面ライダードライブ(竹内涼真)
2014年 テレ東 孤独のグルメ Seaseon4(松重豊)
2018年 フジテレビ コンフィデンスマンJP(長澤まさみ)
2019年 日テレ あなたの番です(田中圭・原田知世)
2019年 TBS グッドワイフ(常盤貴子)
2020年 テレ東 絶メシロード(濱津隆之)
2021年 TBS 天国と地獄〜サイコな2人〜(綾瀬はるか・高橋一生)
2021年 フジテレビ 監察医朝顔(上野樹里)
2022年 TBS 石子と羽男-そんなことで訴えます?(有村架純・中村倫也)
2023年 フジテレビ あなたがしてくれなくても(奈緒)
2023年 NHK どうする家康(松本潤)
2023年 日テレ ブラッシュアップライフ(安藤さくら)
2024年 NHK VRおじさんの初恋(初主演)※カッコ内は主演俳優です。
実際の出演は、wikipedeiaを見てみてください。
その中で、私が実際見ていたり覚えていたものを羅列しました。上記ドラマ以外にも、映画・舞台・バラエティー番組・CM等、多くの作品に出演しています。
吉岡秀隆さん主演の映画『三丁目の夕日』にも出演していたようですね。
野間口さんのビジュアルはこちら。
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名前だけだはピンとこなかった方、いかがですか???
「あー、見たことある」
ってなりましたか?(笑)
偶然ではありますが、野間口さんも福岡県北九州市の出身です。
当ブログでは、今浪祐介さん、板谷由夏さんに続いて3人目の北九州市出身者です。
是非この記事と併せてお読みください。
余談ですが、野間口さんと板谷さんの出身中学は直線距離で2キロぐらいしか離れていませんでした。
ともに同世代でなおかつバイプレイヤーとして活躍しているお二人。
もしかしたら、遠い昔、どこかですれ違っていたりしていてたかもしれませんね(笑)。
俳優になろうとしたきっかけ
野間口さんは信州大学を卒業しているということからも、大変優秀な方のようです。
調べてみると、野間口さんのお父さんが元教師、お母さんが保育園の園長という家庭で育ち、お姉さんは大学教授のようですから、野間口さん本人も学生時代は、なんとなく「教師になるんだろうなー」と思っていたようです。
しかし、大学時代に入った演劇サークルに、憧れていた先輩がいて、その人は、芝居がうまく、会話も面白かったようです。
ある時、声をかけられて、「人手が足りないのなら」と出演すると、思いの外ほめてもらい、それで野間口さん自身もその気になったようです。
教育一家で育ててもらった野間口さんは、大学卒業前に父親に相談したそうです。
「芝居がしたいから、30歳まではぶらぶらさせてくれ」と親に相談した。「なぜか父親が、いいって言ったんです。なぜいいと言ったのか、死ぬまでに聞いておきたいなあ」。もちろん、すぐに上京した。
きっと、野間口さんは、父親に反対されると思っていたんでしょうね。
野間口さんは、1973年生まれ。
飽くまで一般論ではありますが、この世代の親は、令和の現代と違って、大学に出たら安定した大企業に入って安定した収入を得て・・・というのが当たり前と考える方が多いと思います(私も野間口さんと同世代なので・・・)。
俳優という、いつ当たる(芽が出る)かわからない不安定な世界に飛び込むのは親としては心配ですし、「せっかく大学まで生かせたのにどうして俳優?」と思うのは容易に想像がつきます。
ですが、野間口さんの父親は野間口さんの相談に「OK」を出しました。
と考えると、とても寛容で、理解力のある父親なんだな・・・と感じます。
だから野間口さんも思い切り俳優の道に進めたと思うし、今の成功があるのかもしれませんね。
誤解を生んではいけないので再度お伝えしますが、「野間口さん世代の親の考え方」については飽くまで一般論ですので、そうでない方も多くいらっしゃると思うので、一応念押しだけはさせていただきます。
野間口徹さんのアルバイト経歴は?
プロフィールでも書いた通り、野間口さんは現在までどちらかというと主役というよりはバイプレイヤー(脇役)として活躍しています。
2007年の「SP 警視庁警備部警護課第四係レギュラー」をきっかけに売れるようになったと考えると、大学卒業後、10年以上はそれなりに苦労されていたことが想像できますよね。
実際、34歳頃までは、俳優の仕事だけでは食べていけず、満足に食事が取れるぐらいの貯金もなかったようです。
そこで、「経歴」と言いながら、野間口さんの学生時代、そして俳優としてブレイクする前、どんなアルバイトをしてたのか、ある意味「裏」経歴を調べてみました。
野間口さんのコラムを引用・・・という形で紹介します
アルバイト、その1 ~居酒屋~
学生時代のアルバイト。
飲み屋街の小さな居酒屋でアルバイトを始めたものの、店長が作る賄い料理の量がとても多く、しかも猛スピードで完食しないとブツブツと文句を言われるため、小食の僕は、それに耐えられず辞めた
小柄なくせに食欲旺盛で早食いの自分にはとてもありがたいアルバイト先ですが、小食の野間口さんには合っていなかったようですね(笑)。
アルバイト、その2 ~温泉ホテル~
同じく学生時代のアルバイト。
山の中にある温泉ホテルで、布団を敷くアルバイトを嬉々としてやっていた思い出。
そして頑張って働き過ぎたため、古株のおじさん、おばさん達から「働き過ぎないでくれ」「迷惑だ」「辞めてくれ」と言われた
「よしやるぞ!」と決意したかどうかはわかりませんが、頑張ってこんなこと言われておまけに「辞めてくれ」なんて言われると悲しいですね。
野間口さんの、ちょっと自虐的な文章が面白さを引き立ててくれます。
興味のある方はご一読を!
アルバイト その3 ~タクシー会社~
下積み時代は、野間口さんはタクシー会社で無線をとるアルバイトをしていたそうです。
実は俳優だけでは食べていけなくて、35歳までタクシー会社で無線をとるバイトをしていました。辞めたときは結構な決断でしたね。
当時、すでに結婚もされお子さんもいたようです。
そして奥さんから「もうアルバイトをしなくても大丈夫」と言われ辞めたそうです。
「結構な決断」とご自身で言っているぐらいだから、ブレイクするまでは、もしかしたら、このタクシー会社でのアルバイトがメインの収入だったのかもしれません。
ブレイクして俳優での収入が多くなり、奥さんからの退職OKサインが出たのでしょう。
さぞかし、奥さんも安心したことでしょうね!
野間口徹さんのすごいランキング
メディアでよく耳にする「バイプレイヤー」。
そう、脇役ですね。
当ブログでも、過去に佐津川愛美さん、板谷由夏さんを取り上げさせていただきました。
そして今回の野間口さんです。
今回、そんな野間口さんの記事を書くにあたり、色々と調べていたら、面白いランキングを見つけました。
【令和テレビドラマ出演本数ランキング】
なかなか面白いランキングだなーと思いました。
1位は山田裕貴さんで、5年間で274本も出演しています。
そして野間口さんは、堂々の2位で238本。
単純計算すると、
なんと、1年で48本。
1年は4クールだから、1クール、12本???
まぁ、単発ドラマや大河ドラマのように年間通して出演というものもあると思うので一概には言えませんが、でも、「すごい」本数ですね。
238本分の台本を覚えるなんて到底できそうにもありませんし、それだけ役柄を演じるわけですからね。
俳優さんたちがどんなタイムラインで生活しているのかわかりませんが、こうして、ブログでいろいろな人を取り上げていると、「俳優業って結構過酷だな」・「そんだけギャラもらうのも当然なのかもね」などと感じます。
このランキングでちょっとばかり意外だったのが、「20位/石坂浩二」でした。
正直「えっ?そんなに出てる?というか見かけないけど」というのが第一印象でした。
私が幼い頃からいらっしゃいますから、現在もこう言ったランキングに入っているということは、まだまだ健在なんですね。
ちなみに、石坂浩二さんは、2024年9月現在、83歳です!
野間口徹さん出演の名刺のCMが面白い
野間口さんをよく見かける理由の一つに、CMがあるかと思います。
内容が印象的なものだったり、シリーズ化されていたりすると、それだけ心に残りやすいし、CMなので曜日関係なく見かけることになりますよね。
野間口さんが出演していて、なおかつシリーズ化されていて印象的なCMがあるんですが、お分かりになりますか???
Sansan株式会社のCMです。
「早く言ってよん」がとても印象に残るこのCMの主役は、ドラマ出演本数ランキング3位の松重豊さんですが、ランキング2位の野間口さんは、このCMでも脇役です(笑)。
どちらが主役でも脇役でも正直良いのですが、ランキング2位と3位、そしてどちらも名バイプレイヤーと言われていて、ともに福岡県出身の2人が共演しているのは、なんとも興味があります。
どのシリーズでも、名刺交換にまつわる動画で、毎回松重さんが報告不足?な部下に対して「早く言ってよん」で終わるのですが、2024年に公開されたCMは、「月次決算」に着目した動画になっています。
今までの松重さんの「早く言ってよん」に対し、この動画では、ついに?!野間口さんの不満が「早くやってよぉ」という言葉とともに小爆発します。
そして驚きを隠せない松重さんの表情。
何度見ても、ニヤッッとしてしまいます。
これから、「早くやってよぉ」シリーズが続くのか?
この先が楽しみですね。
というわけで、駆け足でしたが、野間口徹さんについてまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
いろいろな役柄を演じ、いろいろな表情を見せる野間口さん。
これから、「野間口さん出過ぎ!」と言われるぐらいの活躍を期待したいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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