私が子供の頃、夕方前に学校から帰宅すると必ずと言っていいほど母親は家にいて、夜になると父親が帰ってきて、夕食後は母親は台所で洗い物、それが終われば次の家事。
そんな普通?な毎日になんの疑問も持たずに過ごしていました。
要は、『父は外で仕事、家のことは全て母』。
子供のころはそんな時代でしたが、現在はだいぶ世の中の考え方も変わってきましたよね。
そんなある意味戦後日本の定説?を打ち破った?、「家事ジャーナリスト」と呼ばれる主夫の山田亮さん。
多様性の時代の彼の活動や夫婦のあり方、はたまた主夫としての彼の料理などを紹介していきたいと思います。
「家事ジャーナリスト」山田亮さんのプロフィール
エプロンをした男性が山田亮さんです 氏名 山田亮(やまだりょう) 生年月日 1967年生まれ(日にち不明) 出身 香川県高松市 学歴 大阪市立大学商学部卒業 経歴 楽器メーカーで営業職 学販営業、百貨店業務 佛教大学通信教育課程社会福祉学科卒業&社会福祉士合格 |
1967年生まれなので、56〜57歳といったあたりですね。
私の勝手な想像ですが、男性が家事をしたり、「主夫」という言葉自体、そう古くからあるわけではないし、どちらかというと山田さんの世代的には家事は妻任せかなと思っていたので、正直山田さんの年齢の高さには驚きました。
飽くまでも個人的感想ですからね。
そして、大学卒業後の仕事も、今の山田さんの活動から考えると大きくかけ離れているところも意外あなところでした。
多様性の時代と山田亮さん
最近「多様性」って言葉をよく耳にしませんか?
英語で言うと、「ダイバーシティ」
なんだか、ショッピングモールなどの名前などにありそうですよね。
ってのはどうでもいいんですが、多様性の意味って、
「ダイバーシティ(多様性)」とは、さまざまな社会、民族的背景、異なる性別、性的指向など、それぞれの人々が持つ多種多様なバックグラウンドのことです。また、個人の違いを認め合い、尊重し合うことも指し、ダイバーシティは一言で定義することが難しい言葉とも言えます。
とのことでした。
この多様性という言葉には、性的多様性・人種や民族の多様性などがあり、私自身も正直完全に理解できていない部分が多いです。
では、今回の家事ジャーナリストの山田さんと多様性ってどんなこと?って考えたときに見つけのが、日経クロスウーマンというサイトの、「ジェンダーギャップに関する読者アンケート」の記事でした。
既婚者354人に、夫婦間の家事の平等感について質問しました。「妻に負担が偏っている」「どちらかというと妻に偏っている」の回答を合わせると、6割近くの人が「妻の負担のほうが大きい」と感じています。
なぜ家事の負担が妻に偏っているのかを聞くと、「家事は女性がするもの」という性別役割分担意識が夫側にあることを理由に挙げる人が目立ちました。また、「夫の勤務時間が長く在宅時間が短いため、妻が家事を担う」など夫の働き方に理由があると考える読者も多数いました。
2022.11.24『日経クロスウーマン 「家事・育児の負担妻のほうが大きい」背景は 読者の声』より引用
アンケートの年代は?
10代2人・20代20人・30代91人・40代185人・50代159人・60代46人・70代5人・80代1人で、40代・50代、要するに、1960〜1980年代生まれの方が圧倒的に多かったようです。
その頃の生まれの人たちは、冒頭に述べた、『父は外で仕事、家のことは全て母』世代の子供達ということになりますね。
山田さんはどうして主婦になったんですか?
山田さんは、大学卒業後に就職した会社で上司と折が合わず1年で退社したようです。その後、今後の社会を見据え社会福祉士の資格を取ろうと決め、アルバイトをしながら通信制の大学に通い、その時に書いた論文の一部をインターネット上に公開し、それに連絡をしてきたのが現在の奥様とのこと。
何度か連絡をとり、初めて実際に会うことになった日に交際を申し込んだようです。
初めて会ったときに、『彼氏がいないなら、お付き合いしませんか?』と聞いたのです。すると、『前もってお伝えしておきたいことがあります』と言うのです。『なんですか?』と聞くと、『私、家事はしませんし、できません』って。僕は10年くらい1人暮らしをしていて、炊事・洗濯・掃除は一通りできたので、『じゃあ、僕がご飯作りますし、家事もしますわ』と言うと、『ラッキー! 今まで通り出張に行ってもいいし、生活も変えなくていいのね』。
2022.3.30 『marie claire 【go’in my way】』より引用
ということで交際スタート、結婚に至ったようです。
つまり、山田さんは「主夫」を目指していたわけではなくて、奥様との交際=主夫の始まりだったということになりますよね。
山田さんが主婦になったのは自然の成り行きだったのね!
思わぬことがきっかけで出会い、出会った人によって人生が作りあげられていくことはよく聞く話ですが、山田さんの場合は、きっと奥様と価値観が似ていたのかもしれませんね。
特に山田さんは、性別関係なく「同じ人間同士が対等につきあえへんのやろ?」という想いも強かったから、奥様のような方ともすんなりと進んでいったのかもしれません。
山田亮さんの「夫婦の家事のあり方」とは?
未だ家事は女性が・・・という考え方が強いような昨今。
過去に知人と家事の話になった時に、
「あー、俺は○○は手伝ってるよ」とか、
「変に手を出すとやり方が違うって言われて、要請があったら手伝う」
というような会話をした覚えがあります。
今こうして思い返してみても、「手伝ってる」って言葉自体が、家事=奥さん(女性)の仕事と考えているということの現れですよね。
ただ、仕事でも似たようなところがあるかもしれませんが、毎日手伝っているうちに、より良い方法が見出すことができて、それを奥さんと共有していけたらいいのかなと思います。
最近では、夫婦で協力して家事や育児をする家庭が増えて来ていますが、どうしても生じる夫婦間のズレについて山田さんが語っている記事がありました。
2人いれば手間が半分アイデア2倍という関係に持っていければいいですよね。どこが違う、とか違いを強調するのではなく、認識を一致させる。「元気な子に育てたい」「優しい子にしたい」「自分のことは自分でできる子にしよう」というトータルのビジョンを共有することが夫婦の関係・気持ちがズレないための1歩目として大事だと思います。
僕はズレていて良いと思っているんです。
どちらか一方しかできない家事育児というのをできるだけ少なくして、全てをシェアしていくということが重要だなと思います。でもそのような状況になると、色々とズレが気になるということも増えてくると思います。
なので、解消すべきズレは解消し、気にしないズレは置いておくとするとものすごい進歩になると思います。2020.12.3『コモドライフ イマドキ育児を徹底調査!ピジョン育児イマLABOvol.8』より引用
確かに、主張、ありますよねー(笑)。
でも、それをしていると進歩しないですよね。
夫婦の根本の考え方がどうなのか?そのすり合わせ・共有がとても大事なんですね。
夫婦は結局他人だし、「こう思っているんだろうな・・・」というのは声に出して確認した方がいいのかもしれませんね。
勉強になります(笑)
山田亮さんのおうちごはん
山田さんは、インスタグラムで自身が作った料理を公開しています。
その中のいくつかをご紹介したいと思います。
チキンソテーと餃子
肉&肉、ボリューム満点ですね。
この投稿をInstagramで見る
お好み焼き
マヨネーズがとてもきれいですね
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生姜鍋
生姜ってあったまるんですよねー。
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どれも美味しそうですよね。
レストランやお店のような宣材写真っぽくなく、至って普通な感じの料理で、おうちの晩ご飯という感じで、これまでの山田さんの積み重ねを感じますよね。
いかがでしたでしょうか???
山田さんは、J-WAVEで毎週日曜18時オンエアーの番組、『LIFESTYLE COLLEGE』に月1で出演しています。
私もそこで山田亮さんのことを知りました。
皆さんも、この記事でも、家事ジャーナリスト山田亮さんに興味を持っていただいたのであれば、是非、ラジオを聞いてみてください。
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