坂田良平さんのおもしろい経歴と物流問題に切り込む記事

ジャーナリスト

去年あたりからニュースでよく耳にする物流2024年問題って知ってますか?

簡単に言うと「ドライバーの時短勤務や輸送能力の低下」などの問題のようですね。

今回は、そんな物流2024年問題にだけでなく、物流全般に切り込む記事を多数執筆している物流ジャーナリストの坂田良平さんのおもしろい経歴などを紹介していきたいと思います。

坂田良平さんのおもしろ経歴

まずは、坂田さんの簡単プロフィールから。

氏名   : 坂田良平

生年月日 : 不明

出身   : 茨城県

肩書き  : 物流ジャーナリスト

いろいろ調べてみましたが、年齢・学歴など坂田さんのプロフィールはこれぐらいしかわかりませんでした。

坂田さんは、現在、「Pavism」という会社の代表を務めています。

そのサイトに、坂田さんの経歴があったので簡単にまとめてみました。

①1989年 某引っ越し会社に入社
②1996年 株式会社光通信に入社
③2004年 株式会社インフォ・クリエイツに入社
④2011年 株式会社聖亘トランスネットワークに入社
⑤2013年 Pavismを起業

※『Pavism 代表経歴』より

坂田さんはおいくつなんですか?

経歴の最初に書いてあるのが1989年、もしかしたら、某引っ越し会社は新卒で入社したのでしょうか?

だとしたら、1966年〜1970年代前半あたりの生まれになり、年齢で言うと、50代中盤〜後半といったところでしょうか???(飽くまで参考までに)

坂田さんの年齢に固執しているわけではないのですが、年齢がある程度予測できると、その人が生きていた年代がわかって、「○才ぐらいで、あの時代を生きていたんだな」などと共感したり発見したりできるから、私は結構人の年齢って気になるんですよね

この、『Pavism 代表経歴』には、入社した各々で、コメント(入社した理由など)』を書いています。

下記は、それぞれの一部抜粋です。

『口から先に生まれたような性格が災い(…?)し、ひと癖ふた癖あるような案件を優先的に任されるようになる』

『「もしかしたら、自分には営業の才能があるのかも!?」
勘違いし、とにかく厳しい営業を経験してみたく、株式会社光通信に入社』

『生来の調子の良さを発揮し、頼み込んではライターさんたちに指導を受けていた』

『20年近く離れていた物流業界の衰退っぷりに大きなショックを受ける』

『今まで知的好奇心をモチベーションに仕事をしてきた自分』

Pavism 代表経歴』より引用

坂田さんの人物イメージ

・坂田さんは好奇心が旺盛

・気になったらとにかくやってみる

・伝えたい気持ちが強い

・飾り気がなくて単純に面白い

という事でした。

入社した会社を調べても分かる通り、その業種は多岐にわたっています。

簡単ではありますが下記に解説してみますね。

①某引越し会社

読んで字のごとく、引越しですね。

この頃、トラックの運転もしていたようです。

引越しは、業種としては運送業になるので、坂田さんの物流ジャーナリストとしての根本は、この会社にあるのかもしれませんね。

②株式会社光通信

現在、光通信さんのホームページ内の事業内容を見てみても、いまいちどんな会社なのかがわかりにくい感じでした。

ただ、2000年の前後あたりだったかな?

携帯電話が普及し始めた頃で、それに関連する通信事業で会社が大きくなっていった頃なのかもしれません。

会社はこの時期、ITバブルの崩壊の最中にいたそうです。

私の年齢も大体わかってしまうかもしれませんが、光通信という会社、確か私は企業説明会に行ったような気がします。

当時まだ、インターネットなどがない時代だったのですが(ますます年齢がバレてしまう(笑))、人の噂だったのかよく覚えていませんが、『とにかく厳しい営業・キツい営業』という認識だけは今でも覚えています。

坂田さんは、自らそこに飛び込んで行ったのですね・・・。

すごいエネルギーの持ち主です!

③株式会社インフォ・クリエイツ

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日本IBMのWeb部門から分離独立した会社。

坂田さんは営業として入社したらしいのですが、何故かプロジェクトマネージャーやらディレクターなどを兼任していたようです。

おかげでWebアプリ開発やWebサイト制作の経験と知識も身につけることができたり、ライターとしての基礎能力を学んだようです。

坂田さんのジャーナリストとしての基礎はこの会社で叩き込まれたのでしょう。

④株式会社聖亘トランスネットワーク

運送会社であり配車システムを開発販売している会社。

坂田さんはここで、また物流の世界に戻ってきました。

しばらく離れていた物流業界の衰退っぷりにショックを受けたようです。

⑤Pavism(パビズム)

「物流業界を元気にしたい」

という思いで、ついにPavismを起業しました。

こうして坂田さんの経歴をざっとみてみると、

物流 → 通信 → IT → 物流 → 起業

となっていて、業種は違えど、それぞれの会社での経験が起業した今でも生きているのでしょうね。

坂田良平さんの考える物流の問題

冒頭でも書きましたが、「物流2024年問題」に関して、坂田さんの記事をネット上でよく見かけます。

2024年の年始の挨拶の動画でも、2024年問題について話しています。


背後に映っている自転車が気になりますね(笑)

物流2024年問題については、こちらのサイトがわかりやすいかと思うので参考までにリンクを貼っておきますね。

『知っていますか?物流の2024年問題』

簡単にいうと、

トラックドライバーの労働時間が短くさせられる(残業時間の規制)

輸送力低下

今まで翌日に届いていた原料・材料が届かなくなる

製品の生産に影響が出る

今まで当たり前に店に並んでいた商品が並んでいない(数が少ない)

大雑把にいうとこんな感じです。

例えば、

海外から輸入された原材料が東京の港に到着し、それを関西の工場に運ぶとき、今までなら夜通し走って翌日には工場に到着していたのに、ドライバーの労働時間が規制されてしまったために、翌々日に工場に到着することになる・・・

なんとなくイメージできるでしょうか???

私たちの生活にも大きな影響が出ることが容易に想像つきますでしょ???

あるニュースで、物流2024年問題を取り上げているのに、なぜか宅配の再配達についてフリップが出されたり、街の声としてインタビューに答えている人も再配達のことを話していて、なんだか違和感を感じる時があります。

宅配の再配達はそれはそれで問題で何か手を講じる必要はあるかと思うのですが、物流2024年問題は、製品の生産に関わる原材料や部品など、どちらかというと中長距離輸送に関わってくる問題なので、メディアで再配達をクローズアップすると、多くの国民の皆さんが勘違いしてしまうような気がするんですけどね。

また話が逸れてしまいました。

物流というのは、製品を作るにあたって最後の工程ですよね。

だから、その前の工程がなんかしらの事情で遅れたりすると全てそのしわ寄せが物流にのしかかってきます

だから、そのしわ寄せのために、トラックドライバーさんたちが残業をして走って届けて・・・という積み重ねなのかなと私は感じています。

じゃあ、私たちがこの問題に対してできることは???

回答するのはなかなか難しいけど、ちょっとしたことでいちいち文句を言わないで多目にみようよ・・・ってことですかね?

スーパーに行って品薄だったとしても、店員に文句を言ったりクレームをつけたりしたら、お店や企業はそういう方々に対応するために、「至急」とか「明日のAMまでに」などという対応を取らざるを得なくなる場合があります。

それが、しわ寄せとなり物流にのしかかってくるから、いったん深呼吸して他の手段を考えられる余裕を持ちたいですよね。

坂田良平さんの切り込む記事の紹介

物流問題に関して多くの記事を書いている坂田良平さん。

ここでは、そんな記事やXの投稿をいくつかご紹介していきます。

分散引越し

考えたこともなかったです(笑)

まぁ確かに引越し作業をする側からすると、3月に集中しないようにして欲しいですよね。

心理としては、一回で済ませたいし、いろいろ費用が嵩んでしまう気がしますがどうなんでしょう???

物流2024年問題の認知度など

東洋経済ONLINEの記事です。

2024年問題を専門ジャーナリストが書いているのでとても分かりやすいですよ

近年の日本の歴史の中で、物流が滞った経験はほぼないため、各産業とも、いまだわが身の問題として捉えられていない状況にあるとみられる。実際、筆者がセミナーなどを行う際も、「何をどうしていいかわからない」という参加企業は少なくない。

だが、2024年問題も含めたドライバー不足問題は、トラック運送事業だけではなく、荷主、産業界を含む日本全体で真剣に目を向けなければならない課題なのである。

『東洋経済ONLINE 物流現場「8時だヨ!全員集合」という悪しき習慣』より引用 

軽バン配達員さんの問題

街で何度も見かける、黒ナンバー(黒いプレートに黄色の文字)の軽バン。

その方々たちへの対策に関しての投稿です。

 

様々な業種で働いてきた坂田良平さん。

だからこその視点で多角的にとらえた記事が多く、私たちにも読みやすいものが多いです。

当たり前にある物流。

気に留めたこともない物流。

一度、坂田さんの記事を是非読んでみて、物流について考えてみると自分に関わることの多さに気づくかもしれません。

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